指名検索を増やす方法|施策の考え方と測定・検索結果の最適化


指名検索とは、会社名やブランド名、サービス名で直接検索されることです。

「工務店 集客」ではなく「株式会社◯◯」と検索される状態。
この数が増えているかどうかは、マーケティングが機能しているかを示す指標のひとつになります。

この記事では、指名検索の意味から、増やすための施策、そして測定方法までを整理します。

認知はあるはずなのに、問い合わせが来ない

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指名検索とは

指名検索とは、特定の企業名、ブランド名、サービス名、商品名などを直接入力して検索することです。

これに対して、名称を含まない検索は一般検索と呼ばれます。

両者の決定的な違いは、すでに知られているかどうかです。

 

指名検索が増えると何が変わるか

成約に近い層が来る

名前を知ったうえで検索している人は、比較検討の途中か、ほぼ決めている段階にいます。

一般検索からの流入と比べて、問い合わせや商談につながる確率は高くなります。

 

広告への依存を減らせる

指名検索が増えると、広告を出さなくても一定の流入が確保できます。

また、指名キーワードは競合が少ないため、広告を出す場合もクリック単価が抑えられる傾向にあります。

 

認知施策の成果が見える

展示会、セミナー、広告、SNS。
これらの認知施策は、効果測定が難しい領域です。

指名検索数の推移は、その数少ない手がかりになります。

施策を実施した月に指名検索が増えていれば、認知が広がったと判断できます。

 

誤解されやすい点

ここは正確に押さえておいてください。

指名検索が増えると一般検索の順位も上がる、という関係は確認されていません。

「クリック率が高いとGoogleに評価される」「指名検索数がドメインの評価を高める」といった説明を見かけますが、これらは公開された事実ではありません。

指名検索を増やす目的は、順位を操作することではありません。
名前で探してもらえる状態をつくることそのものが目的です。

 

 

誤解されやすい点

指名検索を増やす前提

第一想起を取る

「この分野なら、あの会社」と最初に思い出される状態を第一想起と呼びます。

指名検索は、この想起があって初めて発生します。

そのためには、何の会社なのかが一言で説明できる必要があります。
提供内容が曖昧なままでは、思い出す手がかりがありません。

 

覚えやすく、検索しやすい名前にする

これから名称を決める段階であれば、次の点を確認してください。

最後の点は見落とされがちです。
一般名詞に近い名前だと、検索結果が別の情報で埋まります。

 

表記ゆれを想定する

「株式会社◯◯」「◯◯」「(株)◯◯」。
人によって入力する形は違います。

英語表記とカタカナ表記の両方がある場合も同様です。

どの表記で検索されても自社が表示されるよう、サイト内で複数の表記に触れておいてください。

 

 

表記ゆれを想定する

指名検索を増やす施策

広告で認知を広げる

Web広告は、地域や属性を絞って配信できるため、BtoBでも費用対効果を管理しやすい手段です。

重要なのは、広告のクリックだけを成果として見ないことです。

広告を見た人が、後日名前で検索して訪問する。
この流れが起きているかは、指名検索数の推移で確認できます。

 

SNSでの発信と言及

企業からの発信だけでなく、ユーザー側が自社について投稿している状態をつくれると、認知の広がり方が変わります。

投稿を見た人が「この会社は何だろう」と検索する。
この経路が指名検索を生みます。

BtoBの場合、導入企業の担当者が自社の取り組みとして発信するケースが該当します。

 

広報活動によるメディア露出

メディアに取り上げられることは、広告とは異なる効果を持ちます。

第三者による紹介として受け取られるため、信頼性の面で有利です。

プレスリリースの配信、記者への情報提供、業界メディアとの関係構築。
これらは時間がかかりますが、蓄積する資産になります。

 

登壇・出版による専門性の可視化

セミナーでの登壇や、書籍・専門誌への寄稿は、その分野の専門家としての認識をつくります。

登壇者名や社名で検索される流れが生まれます。

特にBtoBでは、個人名での指名検索が企業への問い合わせにつながることも少なくありません。

 

既存コンテンツでの露出

すでに検索流入のある記事の中で、自社名に触れる方法です。

一般検索で訪れた読者に、運営元を認識してもらう。
その場では問い合わせに至らなくても、後日指名検索で戻ってくる可能性があります。

ただし、記事の主題と関係なく社名を繰り返すのは逆効果です。
実績や事例として自然に触れる形にしてください。

あわせて読みたい:BtoB SEOの進め方|成果につながる7つのステップと体制づくり

名前を覚えてもらう前に、何の会社かを決める

提供価値が曖昧なままでは、思い出す手がかりがありません。
LUPINAはブランドの言語化から認知施策の設計までご一緒します。

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ご相談は無料です。しつこい営業は行いません。

既存コンテンツでの露出

指名検索を測定する

Search Consoleで確認する

検索パフォーマンスのレポートで、クエリに社名やサービス名を含むもののみを抽出します。

「クエリ」タブでフィルタをかけ、社名を含む条件を指定するだけです。

表示回数とクリック数の推移を月次で記録してください。
認知施策の効果が、ここに表れます。

 

売上に近い検索と、そうでない検索を分ける

指名検索には、目的の異なるものが混在します。

これらをまとめて集計すると、施策の効果を見誤ります。

特に採用活動を行っている時期は、採用関連の検索が増えて全体の数字を押し上げます。
用途ごとに分けて見てください。

 

Googleトレンドで長期の推移を見る

社名の検索需要が、年単位でどう推移しているかを確認できます。

ただし検索数が少ない企業では、データが表示されないこともあります。

 

 

Googleトレンドで長期の推移を見る

検索されたあとを整える

指名検索が増えても、検索結果で正しく受け止められなければ意味がありません。

 

自社サイトが1位に表示されているか

まず確認すべきはここです。

社名で検索して自社サイトが最上位でなければ、対策が必要です。

会社概要ページの内容、構造化データによる企業情報の明示、外部からの参照。
これらを整えることで改善します。

 

関連キーワードにも備える

社名と一緒に検索される言葉があります。

「◯◯ 評判」「◯◯ 料金」「◯◯ 事例」。
これらで自社が何も情報を出していないと、第三者のサイトが上位に来ます。

料金の考え方、よくある質問、導入事例。
自社で用意しておけば、検索した人に直接答えられます。

 

指名キーワードへの広告出稿

「自社名で検索されるのに、なぜ広告を出すのか」と思われるかもしれません。

理由は3つあります。

  1. 競合対策:競合が自社名で広告を出している場合、そのまま流入を奪われます
  2. 訴求の追加:キャンペーンや期間限定の情報を、検索結果の上部で伝えられます
  3. 表示面積:広告と自然検索の両方を表示させ、視認性を高められます

指名キーワードはクリック単価が低く、成約率も高いため、費用対効果は良好になりやすい領域です。

ただし競合が出稿していない場合、広告なしでも1位を取れます。
まず検索して状況を確認してから判断してください。

 

Googleビジネスプロフィールを整える

実店舗や事業所がある場合、社名で検索するとGoogleビジネスプロフィールの情報が右側に表示されます。

営業時間、所在地、電話番号、写真。
ここが空欄だったり古かったりすると、それだけで印象が変わります。

あわせて読みたい:工務店のMEO対策完全ガイド|Googleマップで地域集客を最大化する秘訣

SNSアカウントの整備

社名で検索すると、SNSアカウントも検索結果に表示されます。

更新が止まったまま放置されているアカウントは、確認した人に不安を与えます。

運用しないアカウントは、プロフィールに公式サイトへの導線だけ残して整理するという判断もあります。

 

 

SNSアカウントの整備

まとめ

指名検索は、認知が成立しているかを示す指標です。

増やすには、まず何の会社なのかを明確にし、そのうえで広告・広報・登壇・コンテンツを通じて接点を増やしていくことになります。

同時に、検索されたときに正しく受け止められる状態も必要です。
自社サイトが1位に出ているか、関連キーワードに答えられているか。

まずは自社名で検索してみてください。
そこに表示されているものが、いま外から見えている自社の姿です。

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LUPINAは、市場調査・戦略設計・サイト制作・記事制作・運用・計測までを社内で一貫して手がけています。ブランドの言語化から、名前で選ばれる状態づくりまでご一緒します。

Results

検索経由のサイト流入

前年比 281%

対策キーワードの10位以内比率

18% → 47%

※不動産業界のクライアント/2025年3月〜2026年3月の実績

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鈴木 章悟

Author

鈴木 章悟

株式会社Lupina 取締役 / COO

株式会社デジタルプラス、株式会社リクルートを経て、豊栄建設株式会社・株式会社ロゴスホールディングス(執行役員/CMO)で住宅事業の経営側からマーケティング・営業推進・経営企画を統合した事業運営を推進。Zenken株式会社では生成AI活用による全社横断の業務基盤構築を主導。

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