「広告は出しているが、費用に見合っているか分からない」
リスティング広告を運用していて、最もよく聞く悩みです。
この記事では、費用対効果を測る指標の使い分けから、改善の具体策、そして外部に依頼する場合の判断基準までを整理します。
リスティング広告とは、検索結果ページに表示されるテキスト広告です。「検索連動型広告」とも呼ばれます。
ユーザーが特定のキーワードで検索したとき、関連する広告が表示されます。
費用はクリック課金制が基本です。表示されただけでは費用が発生せず、クリックされたときにだけ課金されます。
最大の特徴は、すでに課題を認識して検索している人に届く点です。
「新宿 税理士 相談」と検索する人は、いま税理士を探しています。
この層に直接アプローチできるため、効率的に成果につながります。
また、SEOと違って出稿すればすぐに表示されます。検索順位が育つのを待つ必要がありません。
一方で、次の制約があります。
特に3つ目は、着手前に確認してください。
キーワードプランナーで検索需要を調べ、そもそも検索されているかを確認するところからです。

広告の成果を判断するには、複数の指標を使い分ける必要があります。
1件の成果を得るためにかかった広告費です。
CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数
広告費10万円でコンバージョンが10件なら、CPAは1万円です。
問い合わせや資料請求を目標とするBtoBでは、最もよく使われる指標です。
広告費に対して、どれだけの売上が生まれたかを示します。
ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100(%)
広告費10万円で50万円の売上なら、ROASは500%です。
ECのように売上が広告に直結する業態で使いやすい指標です。
広告費だけでなく、人件費なども含めた投資全体に対する利益率です。
ROI =(売上 − 原価 − 広告費 − その他経費)÷(広告費 + その他経費)× 100(%)
事業全体の効率を評価する場面で使います。
ここが実務上の要点です。
BtoBであれば、CPAを主軸に据えてください。
問い合わせから受注までに時間がかかるため、ROASは短期では算出できません。
ただし、CPAだけを見ると判断を誤ります。
CPAが下がっても、商談にならない問い合わせが増えているだけかもしれません。
必ず商談化率と受注率まで追ってください。
CPAが2万円でも受注率が高ければ、CPAが8千円で受注ゼロより価値があります。
あわせて読みたい:マーケティングKPIの設計方法|KGIからの分解と運用の進め方

何をもって成果とするかを、先に決めてください。
問い合わせ、資料請求、無料相談の予約。
これが曖昧なままだと、何を改善すべきかも決まりません。
広告の成果は、GA4で計測します。
キーイベントの設定が済んでいないと、どのキーワードから成果が出たかが分かりません。
広告を出す前に、ここを整えてください。
あわせて読みたい:GA4のコンバージョン設定|キーイベントの考え方と設定手順
管理画面で、キーワードごとの表示回数、クリック数、コンバージョン数、CPAを確認します。
ここで見るべきは、成果が出ているキーワードと、費用だけかかっているキーワードの区別です。
成果の出ないキーワードを停止し、出ているキーワードに予算を寄せる。
この繰り返しが基本です。
ただし、判断を急がないでください。
コンバージョンが月に数件しかない場合、1件の増減で数値が大きく動きます。
母数が小さいうちは、割合ではなく実数の推移で見てください。

最も効果が出やすく、最も見落とされる施策です。
意図しない検索で広告が表示されると、クリックされても成果になりません。
たとえば有料サービスを提供している場合、「無料」「自分で」「やり方」といった語を除外すると、無駄なクリックが減ります。
検索語句レポートを定期的に確認してください。
実際にどんな検索で表示されているかが分かり、除外すべき語が見つかります。
複数語を組み合わせた、具体的なキーワードです。
「税理士」ではなく「税理士 相続 相談 東京」のような形です。
検索数は少なくなりますが、競合が少なくクリック単価も抑えられます。
何より、検索している人の意図が明確です。
予算が限られている場合、ここから始めるほうが現実的です。
自社名やサービス名での検索です。
すでに知っている人が検索するため、クリック単価が低く成約率も高くなります。
競合が自社名で広告を出している場合、対策として出稿する判断もあります。
まず実際に検索して、状況を確認してください。

ユーザーが検索した言葉と、広告文の内容が一致しているか。
ここがずれていると、クリックされないか、クリックされても離脱します。
広告グループを細かく分け、それぞれのキーワードに合った広告文を用意してください。
見落とされやすい点です。
広告で「無料相談実施中」と書いてクリックさせたのに、LPに無料相談の情報がない。
この不一致があると、成果になりません。
広告文とLPの見出しを並べて、内容が一致しているか確認してください。
リスティング広告には「品質スコア」という評価があります。
キーワードと広告文、ランディングページの関連性などから算出され、スコアが高いとクリック単価が下がり、表示されやすくなります。
つまり、広告文とLPを整えることは、そのまま費用の削減につながります。
あわせて読みたい:LP改善チェックリスト|点検すべき6領域と進め方
広告の前に、受け皿を整える
LPとフォームが整っていないまま出稿すると、広告費が流れ出ていきます。
LUPINAは受け皿の設計から運用まで一貫してご一緒します。
ご相談は無料です。しつこい営業は行いません。
商圏が限られているなら、配信地域を限定してください。
全国配信のまま運用していて、対応できない地域からの問い合わせに時間を使っているケースがあります。
BtoBであれば、平日の日中に成果が集中することが多くなります。
データを確認し、成果の出ない時間帯の配信を抑えると、同じ予算でより多くの成果が得られます。
PCとスマートフォンで、成果率が大きく違うことがあります。
スマートフォンからのクリックは多いのに成果がゼロなら、LPのスマートフォン表示に問題がある可能性があります。
一度サイトを訪れた人に、再度広告を表示する手法です。
すでに興味を持っている層なので、新規より成果につながりやすくなります。
ただし、頻度が高すぎると印象を損ねます。表示回数の上限を設定してください。

現在の広告プラットフォームには、自動入札の機能があります。
手動で調整するより、多くの場合は効率的です。
ただし自動入札には十分なデータが必要です。
コンバージョンが月に数件しかない段階では、機械学習が機能しません。
データが溜まるまでは、手動でクリック単価の上限を設定する運用のほうが現実的です。
キャンペーンごとの成果を確認し、良いものに予算を寄せてください。
すべてに均等に配分するのは、最も非効率な使い方です。

運用型広告の場合、広告費に対する一定割合を手数料とする形が一般的です。
ただし、代理店や契約内容によって算出方法は異なります。
初期設定費用、最低契約期間、レポート作成費用の有無も含めて、事前に確認してください。
複数社から話を聞いて比較することをおすすめします。
そのうえで、次の3点を確認してください。
1つ目は特に重要です。自社名義でアカウントを作り、代理店にアクセス権を付与する形が理想です。
そのうえで、比較検討の1社に加えていただけるのであれば、LUPINAにもお声がけください。
市場調査から制作、広告運用、計測までを社内で一貫して手がけています。

リスティング広告の費用対効果を高めるうえで、最初にやるべきは指標の整理です。
BtoBならCPAを主軸に置き、商談化率と受注率まで追ってください。
CPAだけを下げても、成果にならない問い合わせが増えるだけです。
改善の手順としては、除外キーワードの設定、広告文とLPの一致、配信設定の調整。
この3つから着手すると、効果が出やすくなります。
まずは検索語句レポートを開いて、意図しない検索で広告が表示されていないか確認してみてください。
そこに、削れる無駄があります。
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共に見つけ、共に創り、共に届ける。
LUPINAは、市場調査・戦略設計・サイト制作・記事制作・広告運用・計測までを社内で一貫して手がけています。広告単体ではなく、成果につながる全体設計からご一緒します。
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